桜の季節が過ぎると、ハナミズキや花桃、フジなどが次の主役は自分だとばかりに咲き誇り、みずみずしい新緑の青さと相まって美しい春を強く感じる大好きな季節である。
今日も快晴の暖かい日となっていたので、週末には満開となっていた家の前の八重桜も散り始めていて花吹雪が舞う中をくぐりながら、大庭城址公園へ向かった。
城址公園も日に日に緑深くなっており、花の広場の藤棚のフジも開花が進んでいたが、芝生公園のメインのフジは、ようやく芽を吹き出したばかりでした。
芝生でのアップを済ませて、引地川の親水公園へ移動すると、こちらも桜トンネルは葉桜となっていたが、変わって藤棚のフジも芽吹き始めており、連休には見ごろを迎えるのだろう。
藤沢には、引地川沿いに『引地川・フジ史跡ロード』が2年前から出来ており、親水公園、大庭城址公園、端山藤園、長久保公園、八部公園、湘南海岸公園など約12Kmの道程に、大小の藤棚があり、4月末から5月にかけて見頃になって、多くの訪れる人で賑わいを見せます。
親水公園のフジの開花状況を確認しながらジョグして湿性植物園に来てみると、ガマなどの植物はまだ見られなかったが、水温む池の中を鯉が悠々と泳いでおり春の光景が見られました。
さらに引地川沿いを稲荷公園を経て大庭の里山である『台谷戸の稲荷の森』へと向かい、久しぶりに鎮守稲荷神社に参拝した。樹齢300年とも言われる「タブの木」は、かながわの名木100選にも選ばれており、大庭の歴史を刻んだ名木でもある。
何故か神社には、納豆の包が奉納されていたが、地元の方が大切に守られているようであるが、地震の影響で納豆不足に貴重な納豆をとの気持ちだろうか?
台谷戸の里を一巡りして、知人の「端山藤園」に着くと、藤倶楽部の顧問でもあり、藤沢の市の花「藤」の保護、育成指導をされている端山氏が迎えてくれました。
この日は、まだ満開にはやや早いと言われていたが、鉢植えは満開となっており、地植の藤棚の藤や白藤もゴーデンウイークには満開になるそうです。
藤棚の中に入ると、紫色や白、薄桃色の藤が垂れ下がり、甘い香りが充満して柔らかく包まれるような感じは、何とも言えないほんわかとした空気が漂っていました。藤の間から射しこむ春の陽光も柔らかく心を癒されます。
訪れているときに、ウオーキンググループの代表の方から電話が入っていて、これから約100名が訪れると予約が入っていたようで、決して広くない園内が一杯になってしまい、写真も撮れないから、One Wayで回廊式で見学させるしかないと・・・・。
藤の香りに癒されて次の墓地公園を一回り走ったが、こちらでもハナミズキが満開となっていて新緑に映えて美しく、また、花壇には、チューリップや春の花が咲き誇っており、思わず足を止めてしまうほど春の季節感を体いっぱいに味わってのジョグだった。