隅田川の言問橋から浅草観音浅草寺へ移動し、浅草神社側から境内に入ると、神社の裏に珍しい覆屋根に保護された小さな「被官稲荷神社」があり、油揚げが捧げられていたが、案内によると、その昔、新門辰五郎の妻女の病気快癒を京都の伏見稲荷に祈願し建立したものだそうで、出世の神様として慕われているそうです。
浅草寺本堂は、前回訪れた時は改築工事中であったが、工事も完了しており内部には参拝客で賑わっており、天井の「天人散華」と「龍」の絵も見ることが出来ました。
広い境内を散策して回ったが、二天門、五重塔、宝蔵門、鳩ぽっぽ歌碑など多くの由緒ある建造物や記念碑があり、浅草寺の歴史の奥深さを見ることが出来ます。
五重塔も、花やしき側から見ると遠くにスカイツリーも同時に眺めることが出来、新旧のツリーの対照も面白い光景でした。
駆け足でひと巡りして仲見世を通り雷門へと向かったが、境内は大変空いていて原発事故の影響だろうか外国人観光客の姿があまり見られなかった。
あの東京マラソンの折り返し地点でもあり、浅草のシンボルの『雷門(風雷神門)』を見るとホッとするポイントであるが、今日も雷門の前では、記念撮影の参拝客が多く、風神・雷神の二神に参拝したが、あの大提灯の裏には、素晴らしい龍の彫り物が見られます。
浅草を後にして、上野恩賜公園に移動してみると、平日だったにも拘わらず既に公園内には満開となっていた桜の下には、シートを引いての宴会準備が行われており、この日に回ったスポットでは、最も賑わいを見せていた。
1000本以上の桜が咲き誇る都内最大の桜スポットであるが、今年はさくら祭も中止となり、宴会も自粛ムードだと聞いていたが、これが自粛されての光景かと、唖然とした。丁度新入生や新入社員の歓迎会を兼ねているような雰囲気でしたが、若い人には、余り自粛は受けられないのだろうか?
混雑を掻き分けながら上野東照宮へ参拝したく向かったが、参道は出店が並び特設のベンチでは酒盛りが行われおり、目的の東照宮は修復工事のため本殿のプリント版のシートに覆われており、重文の銅灯籠も寂しく影を落としていた。
また、となりの動物園は既に閉園されていたが、この日もパンダ人気で入園時には表門やパンダ舎前に長い行列が出来ていたそうで、訪れた時にも出口のパンダ焼きの店の前には、長い列が出来ており、改めてパンダ人気の凄さを実感した。
この日は、都内の桜が満開となったと報道されていたが、春本番の陽光に恵まれて、都内の桜スポットは大変な賑わいだったようで、欲張ってのさくら巡りの一日でした。