MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

新政権への期待

2011年09月14日 | 国際・政治

野田新政権が発足して、世論の支持は60%超となっているそうで国民の期待は大きいようだ。

東日本地震や福島原発事故など過って経験したことのない国難を迎えて、日本再生に向けてこれまでにない国民の期待がかかっている証だろう。

臨時国会での就任後初の所信表明を興味深くテレビで見ていたが、美辞麗句ばかりの言葉遊びに徹し、具体策は全くなしで正直がっかりしたが、メデイアの評価も概して同じだったようだ。

演説の中では、盛んに「国家の危機」とか「正心誠意」を何回も繰り返して述べていたが、本当に期待していいのか?と正直多くの国民は、疑心暗鬼となっているのではないだろうか

これまでもあの悪名高い鳩山、菅政権の失政と政治空白により、問題を先送りしてきて日本丸が沈没しかかっているのである。あの政権交代は何だったのだろうかと、国民は失望しており、これ以上この国情を放置することは、許されず崖っぷちに置かれているのである。

首相は、「復旧・復興」を最優先課題として日本再生に取り組むと述べているが、それは誰しもが当然と受け止めているところで、問題はどのように具体的な取り組みをするのかが、国民に示されていないことだろう。

それを提示して国会で議論するのかと思いきや、臨時国会の会期はたったの4日間で閉じるのだと言う・・・・・正心誠意話し合うと言うが、矛盾も甚だしく国民を欺いているとしか思えない。

また、鳩山以来ぐちゃぐちゃにしたままの普天間移設問題など全く先が見えていないが、新政権は如何に解決してくれるのか?道筋を付けてほしいものである。

加えて1000兆円に近い国の債務を抱えて財政再建をどうするのか、しっかりとビジョンを示し強い指導力を発揮してほしいと願うばかりである。

そのような国家再生の危機を抱えていながら、先の代表選や政権人事では、「党内融和」が第一だと述べているが、融和優先で日本再生が果たして出来るのだろうか?

臨時国会もテレビ画面で見る限り、ヤジと怒号が飛び交う中で、首相の表明も聞こえない有様で、これが国民代表の国会議員かと呆れるばかり・・・野党の立場では、あれしか手が無いののかも知れないが、本当に与野党とも情けなく残念である。

また、首相の所信表明が終わるや否や、突然議員席から奇声を発して散会動議が飛び出して異議なしで散会していたが、この「議事進行係」の動議で決するのは、いつの世からか悪しき慣行になっているそうで、この国家の危機に立ち向かうべき国会の有様かと思うと実に情けなく、こんな状態の国家に任せておいて再生が出来るのだろうかと心配である。 

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