前日のエイジ部の続いて、エリート部の世界選手権を観戦すべく前日よりニューオオタニに宿泊して、7時過ぎにスタート地点の山下公園へと朝ジョグで駆けつけた。
この日も朝から夏の太陽が照りだしていて、暑い過酷なレースが予想される一日のスタートとなり、馬車道から海岸通りを経て山下公園に向かうと、バイクリストなど多くのトライアスロンファンが、同様にスタート地点へ走る姿が見られていた。
山下公園に着くと女子の部のスタート直前でしたが、NHKのLIVE放送されるとあって会場周辺には、既に多くのファンが集まっており、大型スクリーンの前にも多くの人垣で埋まっていた。
また、特に遠くからバイクで駆けつけたファンが多かったようで、改めてトライアスロン・ブームを実感していた。
今大会には、各国のエリート選手が参加しているが、ロンドン五輪代表選考がかかっていることで、選手にとっても特別の大会として熱い気持ちが入っており、そのレース展開に注目していた。
コースは、前日のエイジ部とは異なり、バイクは山下公園~赤レンガ倉庫~ワールドポーター周辺の8周回コース、ランは山下公園~キング塔(神奈川県庁)の4周回コースで行われたので、観衆にとっては、何回もレース展開が確認しながら応援出来る願ってもないが、選手にとっては、コーナーが多く相当ハイテクニックを要するコースだったようだ。
女子では、期待の上田藍選手がスイムで出遅れていたが、バイクでは何とか2nd Packに入っていたので、後半の追い上げに期待していたところ、期待通り集団は一つに吸収されてラン勝負の展開になっていた。
ランに入ると、一気にパックが崩れて注目していた日本人選手の上田・庭田・井手3選手の日本人トップ争いも激しい熱戦だったが、ラン得意の小さな鉄人と言われる上田選手が抜け出して、実力通りのオリンピック代表を射止めたようだ。
男子でも、激しい駆け引きが行われていたようで、バイクでは約40人の1st packが出来ていたが、ランに入るや一気にPackが崩れてラン勝負となっていたが、日本人選手ではラン得意の細田選手が実力通り入賞していたが、世界とのレベルの差は歴然としていたようだ。
残念だったのは、世界のトップアスリートが130人が集まったと言われているが、スタートリストを見ると、今年のランキングは既に決まっていたようであるが、世界ランキングの上位選手の参加が少なく、報道によるとやはり原発事故による放射能汚染を心配して出場を見合わせた選手が多かったようだ
日本に最初のトライアスロン大会が開催されてから30年になるそうですが、マラソン・自転車に次いでトライアスロンがブームとなっており、その底辺は着実に拡がっているようで、都市型トライアスロンは、ミニ・ショート・ロングとシーズンには、毎週どこかで大会が開催されており、嬉しい限りである。
また、大会運営にも興味を持っていたが、今回も多くのスポンサーやボランテイアの方々が大会を支えており、実に心強く感じることが出来た。
7月に済州島のアイアンマン大会を見てきたが、運営面においては格段の差があり、日本におけるファン層と人気度も着実に拡がっていると実感していた。