この日も、快晴の絶好のスケッチ日和となり、久し振りに東京でのスケッチとなり東京竹橋の「国立近代美術館・工芸館」へ出かけてきました。
東京駅からは、和田倉門へ出て皇居濠端へ歩くと 白鳥のお出迎えを受けてお久しぶりの再会となったが、水面で舞を演じるようにスイス~イと優雅に演じてくれていた。
桔梗門から大手門へと進む頃には、今日も絶え間なくジョガーが追い越して行くが、この日は休日でしたので実に多い・・・
平川橋付近では、さらにランナーが増えて大集団が追い抜いていくが、笑いや声を掛け合いながらの歓走が続いており、実に楽しそうなランラン風景がみられた。
また、橋の際では女性サイクリストが一休みしていたが、聞いて見ると船橋から来たそうで、休日には、東京シテイー巡りを欠かさないそうで、今や皇居周回コースはランニングのみならずサイクリングのメッカにもなっているようだ。
竹橋で仲間と合流してこの日のスポットである国立近代美術館・工芸館へと向かうと朝陽を受けて光り輝いており、明治時代の洋風建築として国の重要文化財にも指定されている名建築物でもあり、スケッチするには簡単には描かせないぞ~と思える程、威圧感を感じる程である。
前庭から描くには余りに恐れ多いので、千鳥が淵を見下ろす代官町通りの高台から望む風景が素晴らしく腰を下ろして描き始めていた。
描いてみると屋根の形やシンボル塔、瀟洒な窓など一つ一つがどれを見てもその形や色が素晴らしく、戦前までは旧近衛師団司令部のあった庁舎の貫録を覚えるほどで、全てが目に止まって描きたくなり、迷いながら筆を走らせていた。
お昼を超えてようやく描き上げて、北の丸公園に移動すると芝生公園には、沢山の家族連れの姿があり、去りゆく夏の午後を楽しんでいる光景がみられたが、午後には裏手の北の丸公園を望む湿地園に挑戦していた。
ここでは、木陰に腰を据えたために終始 やぶ蚊の攻撃に遭っていたが、形を描き終えて早々に引きあげ退散していた。
再び代官町通りの乾門前に戻ると、午後も流れるようにランナーの姿が見えており、休日には早朝から夜まで絶え間なくランナーの流れが続くようである。
秋空の下でのスケッチの一日に満足していたが、ランナーの姿を見せられて走りたい欲望に駆られながら、家路についていた。