この日は、江の島からダイヤモンド富士が見れると聞いて、急遽朝ランを止め 夕方から江の島へのジョギングに切り替えて出かけてきました。
マイコースの引地川遊歩道を経て鵠沼海岸に着いて見ると、富士山方面にはやや雲がかかっていたが、夕陽に照らされた江の島は、朝の江の島とは全く異なる素晴らしい姿を見せていました。
富士山の姿が現われるのを期待しながら片瀬西浜海岸を走っていると、マラソンシーズンを控えて、湘南マラソンまで2か月に迫っているので、調整ランに励む行き交うランナーの姿が実に多く見られていた。
また、2か月に渡った海水浴シーズンもこの週末で終わったようで、海の家の撤収作業が行われており、あの喧騒のビーチの姿はなく、静かな浜辺にはワンちゃん散歩とサーフィングが見られるだけとなっていた。
5時前に弁天橋に来てみると、こちらは江の島を引き上げる人よりダイヤモンド富士を観ようと、江の島へ向かう人が多く、人の流れが逆になっており、多くのカメラおじさん達が場所取りする姿もみられて、改めてダイヤモンドの魅力に驚きました。
この日は、湘南のランドマークである江の島展望台の「シーキャンドル」が、鑑賞ポイントとして、営業時間が30分延長されているとも聞いたが、殆どの訪問客は江の島大橋や島の西側の富士山ビューポイントに集まっていたようでした。
江の島アイランドスパの前で、5時過ぎから6時過ぎの日没を待っていたが、丁度富士山が見える方向には、奇妙な龍の形をした入道雲が前を塞いで富士山を隠していたが、この雲が江の島に縁のある龍にそっくりで、アイランドスパの龍のモニュメント・タワーと向き合うように対峙していた。
日没前には、東浜方面にも夏の入道雲が湧きあがっており、北緑地公園から眺める景色も素晴らしく過ぎゆく夏の江の島を惜しむように、仲良しさんがベンチで肩を寄せ合う微笑ましい光景が見られていました。
日没時間には、残念ながら龍雲は形は変えてはいたが、譲ることなく立ちはだかっていましたが、雲の向こうに沈む陽が雲の周りに描く光のアートは、二度と見られない素晴らしいものでした。
日没直後に、島の西側のビューポイントに移動してみたが、こちらにも雲がさらに増えており、見物者もガッカリして引き上げていたようだ。
また、シーキャンドル展望台を見上げると、ここにも多くの観客がおられたが、落胆の声が聞こえるようでした。
島内を一回りして、龍宮・奥津宮・中津宮・辺津宮・弁天様のパワースポット巡りをしていたが、どのスポットにも若いカップル姿が見られて、賑わっていました
途中、マイアミ広場に立ち寄って喉をうるおし一休みしていたが、広場からの眺めも一大天文ショーが終わったように、夕闇せまる眺望でした。
暗闇と化した島を離れて、鵠沼海岸プロムナードに来てみると、湘南海岸エリア一体に黒雲が覆いかぶさるようになり、今にも大雨が降りそうな雲行きとなり、急ぎ引き返して帰路に着いた。
ホームコースの引地川では、朝ランとは遥かに多いランナーが走っており、今やシーズンを控えて皇居に劣らぬ湘南のランニングメッカとなっているようだ。