日頃、我が社体協といろいろ交流をしている地域の幼稚園の恒例の運動会が開催され、お招きを受けて出かけてきました。
当幼稚園は、藤沢市でも最も規模の大きい幼稚園の一つで、年少から年長組まで14クラス約400人の園児が演じる大運動会が、園内のグランドでは狭いため毎年近くの小学校校庭で行われています。
心配された台風も過ぎて涼しさを感じる秋空のもとで、校庭一杯に詰めかけた大勢の家族や地区の応援者などで大にぎわいでした。
開会式では、園長先生のお話をお行儀よく緊張した顔で聞きいる子や父兄席のお母さんに手を振る子など、可愛い姿が見られていたが、本部テント裏には、我が子の晴れ姿をおさめようと、カメラの放列が敷かれていた。
演技が始まり、鈴割りでは、30年以上使っているという手作りの「鈴」の割れるタイミングに苦労されると聞いていたが、この日も念入りに「鈴」の止めテープをチェックしての演技では、割れるまで時間がかかり、玉をぶつける園児の顔をよそに、先生方が苦労されていたようだ。
鈴がようやく割れた時には、園児が飛び上がって喜んでいたが、その感動はどれほどだったのだろう?割れた鈴の中から垂れ下がった幕を見上げる園児の顔が実に印象的でした。
続いて行われた徒競争「ゴール目指して・・ヨーイドン」では、園児の懸命な姿をカメラやビデオに収めるべく、カメラ席にはおとうさん・おかあさんに混じっておじいちゃんも加わり、大変な席取りゲームでした。
また、年長組の組立体操では、先生の掛け声で機敏に動いて、富士山やピラミットなどを描いてくれましたが、観客席からは「素晴らしい・・・凄~い」の声が飛び、園児たちもどれほど満足していたことだろう・・・・
最後に「スペースシャトル発射~」の形を描いた時には、観客席も園児も一つになって感動のシーンでした。
さらに、組対抗のリレーでは、転倒、バトン落とし、手を振りながら楽走する子などが見られる中で、周回遅れになって涙するおかあさんもあり、悲喜こもごものシーンの中で、逆転1位となった組では、飛び上がって喜んでいた。
また、父兄や一般観客同士の紅白綱引きでは、立場変わって園児から懸命な応援を受けて引き合っていたが、引き手には外国人の姿も見られて楽しさ一杯のなかで疲労困憊でもう駄目だ~と悲鳴を上げるお父さんの姿もみられていた。
可愛い園児たちの姿を見ながら家族の絆を強める秋の運動会は、地域の交流の場伴っていた。