575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

7月句会の結果です。    

2007年07月19日 | Weblog

題詠「冷奴」

①脇見して袖濡らしけり冷奴(龍次)麗・郁・童・朱
②冷奴男料理となりにけり(麗子)静・遅・亜・龍
③杯進み年金ばなしや冷奴(能登)麗・愚・立
④冷奴忘れたふりの五十年(朱露)能・鳥・童・静・立・晴
⑤旅立ちの前の素麺冷奴(静荷)朱・龍
⑥常の日に朗報ひとつ冷奴(亜子)麗・愚・晴
⑦白をもて我が身をさらす冷奴(遅足)郁
⑧様変わり面変わりして冷奴(晴代)能・鳥・静・遅・亜
⑨二人居て薬味を添えし冷奴(愚足)鳥・郁・童・遅
⑩凡庸な味が一番冷奴(郁子)亜・立・晴・龍
⑪青虫に木の芽残して冷奴(立雄) 能・朱・愚


自由題

①九条のバッジの重み梅雨の晴(亜子)朱・遅・愚
②梅雨空へ伸びゆく蔓の高さかな(麗子)静・愚・亜・立・晴・龍
③一枚の水の表裏にあめんぼう(遅足)郁・童・朱・愚・亜・晴
④手花火や生きたあかしも見つからず(能登)鳥・静・亜・立
⑤蝉の子の羽化力尽く葉裏かな(愚足)能・鳥・郁・朱・晴
⑥嵐去り何処にいたやら蝉の声(立雄)鳥・龍
⑦熱帯夜猫足だらりと窓にたれ(郁子)麗・龍
⑧生えぬ間に抜けと夏草畑の草(静荷)
⑨蝉しぐれ衣にまとい古都の寺(龍次)能・遅
⑩夏は来ぬ隣りの客は周平読む(朱露)麗・童・遅・立
⑪いっせいに扇のゆれる幕間かな(晴代)能・麗・郁・童・静


   今朝の天気予報はなのに
   濡れてしまいました。   遅足

さて次回は15日がお盆なので、一週先の22日にしました。

  22日(水)午後6時 安田屋
  題詠は「新涼」です。

なお、9月からは、また第3水曜日に戻します。

(老眼で記入ミスが心配。誤りがあったら連絡をお願いします。)









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プチ   麗

2007年07月19日 | Weblog
最近よく聞かれる「プチ」という言葉。
プチ家出、プチストレス。プチはフランス語で「小さな、かわいい」という
意味ですが、「かわいい家出」とはなんぞや。

昨今は何事も深刻にはしたくないという思いからでしょうか。
これもあいまいな言葉のひとつかも知れません。

そういえば「ネットカフェ難民」なんていう言葉もよく聞かれます。
状況は深刻なのにわざと軽めの言葉でカテゴリー化する。
「ニート」もしっかり市民権を得た感じですが、ますます
若者を甘やかす言葉になっているようです。
言葉にだまされないで真実を伝える。これはマスコミも含め大人の役目でしょう。

コメント (3)
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