題詠「冷奴」
①脇見して袖濡らしけり冷奴(龍次)麗・郁・童・朱
②冷奴男料理となりにけり(麗子)静・遅・亜・龍
③杯進み年金ばなしや冷奴(能登)麗・愚・立
④冷奴忘れたふりの五十年(朱露)能・鳥・童・静・立・晴
⑤旅立ちの前の素麺冷奴(静荷)朱・龍
⑥常の日に朗報ひとつ冷奴(亜子)麗・愚・晴
⑦白をもて我が身をさらす冷奴(遅足)郁
⑧様変わり面変わりして冷奴(晴代)能・鳥・静・遅・亜
⑨二人居て薬味を添えし冷奴(愚足)鳥・郁・童・遅
⑩凡庸な味が一番冷奴(郁子)亜・立・晴・龍
⑪青虫に木の芽残して冷奴(立雄) 能・朱・愚
自由題
①九条のバッジの重み梅雨の晴(亜子)朱・遅・愚
②梅雨空へ伸びゆく蔓の高さかな(麗子)静・愚・亜・立・晴・龍
③一枚の水の表裏にあめんぼう(遅足)郁・童・朱・愚・亜・晴
④手花火や生きたあかしも見つからず(能登)鳥・静・亜・立
⑤蝉の子の羽化力尽く葉裏かな(愚足)能・鳥・郁・朱・晴
⑥嵐去り何処にいたやら蝉の声(立雄)鳥・龍
⑦熱帯夜猫足だらりと窓にたれ(郁子)麗・龍
⑧生えぬ間に抜けと夏草畑の草(静荷)
⑨蝉しぐれ衣にまとい古都の寺(龍次)能・遅
⑩夏は来ぬ隣りの客は周平読む(朱露)麗・童・遅・立
⑪いっせいに扇のゆれる幕間かな(晴代)能・麗・郁・童・静
今朝の天気予報はなのに。
濡れてしまいました。 遅足
さて次回は15日がお盆なので、一週先の22日にしました。
22日(水)午後6時 安田屋
題詠は「新涼」です。
なお、9月からは、また第3水曜日に戻します。
(老眼で記入ミスが心配。誤りがあったら連絡をお願いします。)