575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夢殿に闇のにおいや夏の月  遅足

2010年08月13日 | Weblog
東西句会に出した句です。
一票も入りませんでした。
一つ一つのことばが強いわりには平凡。
当たり前のことを言っている、という評でした。
たしかに指摘された通りですね。

芭蕉の蛸壺の句が頭のすみにあってつくった句です。
夢殿・闇・夏の月。
いずれもイメージの強い4番バッターばかり。
長嶋さんのように4番打者ばかり集めても優勝できない。
そんな句でした。
反省!

    

では、どうしたら良いのか?
ここから推敲をする。
まず4番バッターを一人減らす。
なにを捨てようか・・・

    

  夢殿に月のかかりて藍の闇   遅足


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋蝉と犬とタイヤの朝七時    朱露

2010年08月13日 | Weblog

     二十メートル北に県道が走り後は山。
     その山の油蝉共が朝から喚き散らす。
     頭へ来た犬が吠えると暇な犬が真似。
     暇なし人間が県道を突っ走って行く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする