575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

8月句会の投句があつまりました。   遅足

2010年08月16日 | Weblog
残暑というには暑すぎます。
みなさん熱中症には充分、ご注意を!
残暑にふさわしい熱い句が集まりました。

   

題詠「残暑

①馴れぬ子の一日をぐずる残暑かな
②胃のなかを機械が通る残暑かな
③水撒けば残暑の夕日ゆらめきて
④昇降機満員通過秋暑し
⑤秋暑し腕の皺見る昼寝かな
⑥黙祷のサイレンの音秋暑し
⑦秋暑し戦争知らぬ者ばかり
⑧日暦のめくられずあり秋暑し
⑨蝉の声主(ぬし)入れ替わる残暑かな
⑩ペディキュアの剥がれたるまま秋暑し
⑪虫食いの痕まだ痒き残暑かな
⑫秋暑し両手ふさがる駅ホーム
⑬免罪は一分で済む残暑かな

   
 

自由題
 
①草いきれ動くものなし知覧の地
②新涼を探し求めて空を見る
③夜濯や今日の活力使い切り
④鳴きつくし身を捧げおり夏の果て
⑤つくばいに三日の蝉の仰向(あおむ)きて
⑥郭公は森の緑を冥くせり
⑦酒飲みが一人居るだけ今年酒
⑧渋団扇昭和の風の匂いかな
⑨鐘楼に祈る人逝き原爆忌
⑩早々とテント這ひ出す夏休み
⑪少年を月の光に洗いけり
⑫足裏に聴くヒロシマの骨の声
⑬軍服の写真を前に踊りの輪

自由題も8月らしい句が沢山。
さて、句会の風やいかに・・・

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メロンごろん嫁の里から息子運ぶ    朱露

2010年08月16日 | Weblog


       マスクメロンが三つ入った箱がある。
       漁師町育ちなので食べたことがない。
       女房は東京の人ごみ育ちなので同じ。
       ほかの嫁たちにやれば大喜びだろう。

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乗鞍 畳平 ハイキング  草女

2010年08月16日 | Weblog
 クラブツーリズムの募集に森の仲間と参加したのは、8月5日。畳平の気温16度、
曇ったり晴れたり、霧に覆われたりした。昨年までは7月中旬に参加していた。僅か
2週間のことでここまで草が違うのかというのが第一印象。スカイラインの途中に
は、憧れのソバナが咲き乱れ「お願いバス止めて!」と言えたらどんなにいいかしら
と思つつ、畳平に近づくと道の脇にイワギキョウ、ウサギギク、コウメバチソウなど高
山植物が群生している。食事をする間も惜しんで観察にはいる。7時20分に名古屋
駅を出て2度のトイレ休憩をとり、到着したのが11時50分。畳平を14時45分に
出る約束である。それでも添乗員は道路事情がよく畳平に長くいることができたとい
う。

 お花畑周辺の砂礫地には、ヨツバシオガマ、コマクサが美しくさいている。こんな
に多く咲いているイワギキョウやウサギギクを見たのは初めてである。雪渓が解けた
ばかりだろうことろでは、チングルマの花があり、もっと前に雪が解けたであろう処に
はチングルマが実を付けて長い毛を車状の巻いている。ここでは春と夏が同居してい
る。

 この実を稚児の車に見立てたのが名前の由来ななった。バラ科チングルマ属の高山
植物で、落葉矮性低木。直径5mmの幹になるのに25年もかかるという。花も実も
かわいいこの植物は私達には想像もできない生活をしている。

 畳平は素晴らしかったが、このツアーはお勧めできない。余りにもバスに乗ってい
る時間が長く、疲れるのだ。
 
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