575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

メタカラコウ                   草女

2010年08月06日 | Weblog
タカラコウ属の多年草で草丈は1mにもなる。宝香は竜脳香という香料のことで、メタカラコウの根の香りがそれに似ていて、オタラコウより姿が優しいので雌宝香になったという。オカラコウとメタカラコウを見分けるのは、舌状化の数を調べるのが1番早い。オタラコウは5~8個あり、メタカラコウは1~3個なのだ。が、伊吹山にオタラコウはなく、黄色の太い穂は全てメタカラコウである。
名古屋駅のJRバスターミナルから1時間半で8合目の駐車場に着く。そこから山頂まで西周りコースが一番楽であり、花も楽しい。広辞苑で「合」をひくと「登山の路程などを一O分したその一」とあるが、8合目からの2合はたいしたことはない。足元には尖った砂利がひかれているので、しっかりした靴がいい。中央コースは距離が短いが、ほとんど階段になっている。東周りコースは難コースであるから、登山が好きな人以外は行かない方がいい。

 7月28日の伊吹山は曇っていたが、シモツケソウは3分咲、メタカラコウは5分咲きといった感じであり、バスツアーの人波が押し寄せていた。美しい季節を人々はよく知っているものだ感心した。お盆を過ぎるとサラシナショウマが咲きだし、これも見ごたえがあり、お勧めである。
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八月や磯に影落ち波高し   朱露

2010年08月06日 | Weblog

      戦争が終わった八月真鶴で泳いでいた。
      一人で荒磯へ行き夕方まで泳いでいた。
      荒波に運ばれて岩にぶつかり胸を切る。
      この日が泳ぎ納めで荒磯の記憶は終る。
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