575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

満場一致で人間を消しにくる   竹内ゆみこ

2010年08月25日 | Weblog
竹内さんは、昭和48年生まれの川柳作家。
大学の講師、若者に接する中から生まれたのだろうか。
現代の生きにくさを表現しているとも読める。
それが戦争中の空気と通ずる怖さがある。

作者の目標は「やさしい言葉で深い内容の句」を。
ほかに、こんな句があります。

  分別中 燃えるわたしと燃えないわたし

  どうしても右折ばっかりしてしまう

  ただいまと言えるところがありますか

    

昇降機満員通過秋暑し

秋暑しの亜子さんの句。
亜子さんは俳句は「もの」を詠むもの、
私の句は「こと」を詠んでいるが、
川柳では?と言っていました。

たしかにコトですが、立派な俳句だと思います。

しかし川柳もズバリと言い切って、面白いですね。   遅足



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コンビニのお茶握り飯秋の声     朱露

2010年08月25日 | Weblog

      「秋の声」は秋を感じさせる無音の声。
      コンビニ弁当が何故「秋の声」なのか。
      冬・春・夏の声では何故面白くないか。
      「秋の声」の何処が面白いのだろうか。

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