酷暑の夏、荻原カルチャーの受講生はみんな張り切りやさん。ほとんどの会はオールメンバーが揃います。
まして先生は元気。教室のほか、二葉館での「中の会の時代を語る」のパネラー、名古屋能楽堂での「NHK・名古屋短歌大会」の選者と講師その他、暑さの中を重ねてのご苦労さまです。
教室で提示された先生の作品。
「池」
・ 母語の池にみづくさふえてゆく春の午後の濁りのなかの国会
「覚」」
・ まだ覚めてないのだろうか夢で見てゐた沈丁花が鼻腔にのこる
「名」
・ どこか奥の方からだれかわたくし名を呼んでゐるように新緑
「別」
・ わたしとは別の誰かがわたくしのなかで虹とか犬をみてゐる
「園」
・ 菜園にゆうかげゆれてさびしさもトマトの赤もただしく実る
「星」
・ 見るたびに位置すこしづつずれながら海星のように午睡の妻は
「一」
・ 八だったゆうぐれが二のよるを経てやがて一へとあけてゆく夏
まして先生は元気。教室のほか、二葉館での「中の会の時代を語る」のパネラー、名古屋能楽堂での「NHK・名古屋短歌大会」の選者と講師その他、暑さの中を重ねてのご苦労さまです。
教室で提示された先生の作品。
「池」
・ 母語の池にみづくさふえてゆく春の午後の濁りのなかの国会
「覚」」
・ まだ覚めてないのだろうか夢で見てゐた沈丁花が鼻腔にのこる
「名」
・ どこか奥の方からだれかわたくし名を呼んでゐるように新緑
「別」
・ わたしとは別の誰かがわたくしのなかで虹とか犬をみてゐる
「園」
・ 菜園にゆうかげゆれてさびしさもトマトの赤もただしく実る
「星」
・ 見るたびに位置すこしづつずれながら海星のように午睡の妻は
「一」
・ 八だったゆうぐれが二のよるを経てやがて一へとあけてゆく夏