575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

参道に血の目印か椿落つ   能登

2015年03月08日 | Weblog
山の上に神社かお寺があるのでしょう。
その参道に藪椿が花を落としています。
奥の院なら参道は山道。
ほの暗き椿の道に真っ赤な花が点々と・・・

作者は、それを「血の目印」と感じました。
一体、誰の血でしょうか?
昔話なら、悪事を重ねた怪物が退治され傷を負って
山奥に帰っていった血の跡・・・とも。

心に傷を負った作者の心象風景でしょうか?

          

応答の一日一句

  路地裏に干されし布団暖かし   孝

  少女より譲られし席あたたかし  亜子

今日は朝から晴天。ベランダにお布団を干しました。

                   遅足


コメント
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