575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

球春来る    麗

2015年03月26日 | Weblog
「春はセンバツから」と思ったら、思わぬ寒の戻りでしたね。でもようやく寒さも峠を越えたようです。

今年のセンバツは開会式にも注目。場内の司会の女子高校生は二人とも見事に大役をこなし、極めつけは福井の敦賀気比の篠原主将の短歌を交えた気持ちのいい選手宣誓。

   グランドにチームメートの笑顔あり 夢を追いかけ命輝く

「生まれ育ったふるさとで、移り住んだところで、それぞれの思いを抱きながら見て下さっている全国の皆さんに生きていることを実感してもらえるよう、この甲子園で自分らしくプレーすることを誓います。」

と、がなることなく普通の口調で宣誓する姿に思わず涙してしまいました。

昨日は創立137年、正岡子規の母校でもある松山東高校の初勝利。学校名の出てこない伝統を感じさせる校歌でした。試合前に松山の友人にメールしたら、「みんな甲子園に行って町はひっそりしてる」とのことでした。

見事な初勝利。子規先輩もあの世から喜んでいることでしょう。
明日からはプロ野球も開幕。いよいよ春来るですね。

       温泉地心ひとつに初勝利   麗
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする