俳句と川柳の境界は、はっきりとしていません。
最近は、とくに、川柳のなかにも俳句じゃない?と思うものがあります。
坪内捻転さんが、『ねんてん(坪内捻典)の今日の一句』に、
この違いについてを書いた記事がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
このところ、俳句と川柳の違いのようなことを考えてきた。
鶏頭のとなりに石を置きにけり 小西昭夫
この句はまさに俳句である。ここには意味がない。
イメージというか、一つの光景が投げ出されているだけだ。
そして、そのイメージから何を感じ何を読みとるかは読者の勝手。
俳句とは以上のような表現を特色とする。
言うならば筋金入りの猫じゃらし
落鮎に落ちゆく力ありにけり
こちらは、いずれも昭夫さんの句だが、これらは川柳寄り。
「筋金入り」とか「落ちゆく力」という意味を際立たせた作品だから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
川柳寄りの句もりっぱな俳句です。私は、こちらのほうが好きです。
俳句に意味を求めているからでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
応答の一日一句
教室は老人ばかり秋時雨 孝
北斎の富士に見とれて秋時雨 亜子
最近は、とくに、川柳のなかにも俳句じゃない?と思うものがあります。
坪内捻転さんが、『ねんてん(坪内捻典)の今日の一句』に、
この違いについてを書いた記事がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
このところ、俳句と川柳の違いのようなことを考えてきた。
鶏頭のとなりに石を置きにけり 小西昭夫
この句はまさに俳句である。ここには意味がない。
イメージというか、一つの光景が投げ出されているだけだ。
そして、そのイメージから何を感じ何を読みとるかは読者の勝手。
俳句とは以上のような表現を特色とする。
言うならば筋金入りの猫じゃらし
落鮎に落ちゆく力ありにけり
こちらは、いずれも昭夫さんの句だが、これらは川柳寄り。
「筋金入り」とか「落ちゆく力」という意味を際立たせた作品だから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
川柳寄りの句もりっぱな俳句です。私は、こちらのほうが好きです。
俳句に意味を求めているからでしょうか。
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応答の一日一句
教室は老人ばかり秋時雨 孝
北斎の富士に見とれて秋時雨 亜子