一面の芒原。風にゆれる穂が白く波打っています。
それを、月の光が打ち寄せている、と見立てました。
道の片隅には、石仏。お地蔵さまでしょうか。
月光の波しぶきを浴びていらっしゃるようです。
絵のように、いや絵以上に、イメージの鮮明な句です。
言葉で写生するとは、こういう句の事をいうのでしょうね。(遅足)
作者は、1961年愛知県生まれ。「家」代表です。
応答の一日一句
揺れる燈の読経の如し万燈会 孝
わが抱きし骨は煙に万燈会 亜子
それを、月の光が打ち寄せている、と見立てました。
道の片隅には、石仏。お地蔵さまでしょうか。
月光の波しぶきを浴びていらっしゃるようです。
絵のように、いや絵以上に、イメージの鮮明な句です。
言葉で写生するとは、こういう句の事をいうのでしょうね。(遅足)
作者は、1961年愛知県生まれ。「家」代表です。
応答の一日一句
揺れる燈の読経の如し万燈会 孝
わが抱きし骨は煙に万燈会 亜子