575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

10月句会の投句が集りました。

2017年10月18日 | Weblog
今回の題詠「秋収」昔ながらのもの、現代のもの、
さまざまな秋収が詠まれました。
どの句が選ばれるのでしょうか?   遅足

題詠「秋収」

①秋収鈴軽やかに馬の塔
②爺様にわらじ教わる秋収め
③不揃いの野菜も盛って秋収め
④配るほど貸農園の豊の秋
⑤久し振り擂粉木出だす秋収め
⑥県外のナンバーならぶ豊の秋
⑦祝福の光に染まる秋収め
⑧秋仕舞ぐずる子を背に帰りかな
⑨広島の胴上げを見て秋じまい
⑩秋仕舞二間続きの膳支度
⑪秋収め節くれ太き指と笑み
⑫豊作にホッと安堵の皺だらけ
⑬みちのくや七年ぶりの秋収


自由題

①生きている生かされている生身魂
②あづかりし犬のよく吠ゆ金木犀
③満月や地球に生を享(う)けしこと
④両の手に抱く銀河の一滴
⑤溜池に尻尾を垂らす虎とんぼ
⑥木犀の路地にこぼるる弦の音
⑦爽やかや街踏む靴の新しく
⑧写真館に小(ち)さき行列七五三
⑨地言葉と浅間指さす萩の寺
⑩大仏の両肩に乗る秋の空
⑪吾亦紅友の消息口籠る
⑫「吊ししよまい」柿並べ道の駅
⑬かくれんぼ藁堆(にお)は暖かいい匂い
コメント
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