この句を栴檀の句会に出してみました。
先生が選んでくださいました。
この菊は、どんな一輪なのか?
野に咲いているのか?亡き人に捧げられてものか?
作者はその花をみて思わず一言をこぼしました。
どんな気持ちだったのか?
具体的な状況は読む人に委ねられています。
そこが上手いという評でした。
箔を押す指の先より秋の声
一方、この句は上五中七までは良いが季語はダメ。
多分、秋の声の本意にそぐわないという評だと思いました。
秋の声は、中国の古典の引用で、木の葉や秋草をそよがせ、
巌頭を吹き過ぎる風が立てる音。
俳句では、風の音はもとより、秋の雰囲気を醸し出す
あらゆる物音を含む、広い意味合いで使われてきたようです。
秋を感じさせる心に響く音。
指の先より、を変えるか、秋の声を変えるか、ということ。
箔を押す指の先より秋の音
としておきます。
先生が選んでくださいました。
この菊は、どんな一輪なのか?
野に咲いているのか?亡き人に捧げられてものか?
作者はその花をみて思わず一言をこぼしました。
どんな気持ちだったのか?
具体的な状況は読む人に委ねられています。
そこが上手いという評でした。
箔を押す指の先より秋の声
一方、この句は上五中七までは良いが季語はダメ。
多分、秋の声の本意にそぐわないという評だと思いました。
秋の声は、中国の古典の引用で、木の葉や秋草をそよがせ、
巌頭を吹き過ぎる風が立てる音。
俳句では、風の音はもとより、秋の雰囲気を醸し出す
あらゆる物音を含む、広い意味合いで使われてきたようです。
秋を感じさせる心に響く音。
指の先より、を変えるか、秋の声を変えるか、ということ。
箔を押す指の先より秋の音
としておきます。