人がめっきり少なくなってきて、歩いていると、
落ち葉の音だけがくっきりして、
なんとなく寂しい気持ちになってきました、と作者。
俳句の着眼点はとても良いと思います。
課題は「どう表現するのか?」です。
下五の「なに思う」は必要でしょうか?
歩いていると落葉のおとだけクッキリとして。
ここに焦点をあてて575に。
落葉をそのまま使えば
落葉踏む一歩一歩に秋思あり
となりますが、「秋思」という季語は
こうした気持ちを含んでいます。
したがって足音を写生するだけでも良いのです。
里を訪ふ足音につく秋思かな
これは良くありませんが・・・ 遅足