575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

見開きの黴の香かすか蔵書印  晴代

2021年07月08日 | Weblog

自由題で11票もの高得点を集めた見事なトップ賞!この梅雨時の空気感を上手に切り取られました。蔵書印はどなたのものでしょう?亡き人の思い出の本でしょうか?いずれにしても古い書籍ですね。少し湿った黴の匂い。どこか物語性も感じられました。

では皆様からのコメントです。

等さん:黴の香が蔵書の間からか、乾いた印鑑からかは分かりませんが、良いところに目を付けましたね。

 

殿さま:子どもの頃から読書好き。本を読みながらマンホールに落ちたことがあります。読書を趣味とされる方なら迷うことなく選句されると思います。

 

能登さん:静かなひと時の空気感を感じます。

亜子さん: 本棚から古めかしい本を開くと黴の匂いがすることがあります。嫌な臭いではなく、どこか懐かしい香り。今は電子書籍の時代になりつつありますが、やはり紙の本は滅びないで欲しいという思いも込めていただきました。

 

泉さん:梅雨に入り、じめじめしている。なんとも言えない臭いがする。

 

結宇さん:古書でしょうね。 今どき、蔵書印を見る機会も少なくなりましたものね。 前の時代を思います。

 

須美さん:古い本の光景匂いが伝わる。

 

蔵書印。昔、実家にありましたが、今やそれを押すことはなくなりました。書籍を大切にしていた時代の文化でしょうね。最近はメルカリやリサイクルでも蔵書印は敬遠されるようです。麗子

 

 

 

 

コメント
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