今日から7月です。2021年も半分過ぎました。コロナに翻弄された上半期。気分は晴れませんでしたが、この爽やかな郁子さんの俳句は、明日への希望が描かれ共感を呼びました。躍動感にあふれる白い運動靴が目に浮かびました。「少年の白靴」という具体的なものに「明日の風」という目に見えないものを合わせたところがこの句のポイントだと思いました。
コメントをご紹介します。
等さん:少年が風を切って疾駆する・・、当たり前の風景ですが、“明日の風”と将来に希望を持たせた措
字が良いですね。
須美さん:とてもさわやか。
能登さん:この場合、少年の白靴とはズック靴のことで、題の白靴とは違う気もしますが、明日への風が心地よく感じられて、いただきました。
下半期は、明日を信じて杞憂することなく風に吹かれたい。縮こまらず伸びやかな少年のような心を持って過ごしたいものです。麗子