自由題でトップ賞に輝いた能登さんの驟雨の秀句。
急に降り出したにわか雨。土の匂いを運んで来るというところに一同共感しました。
では、皆さんのコメントをご紹介します。
殿様:土風といえば黄砂のこと。
出典は平安時代なので古より黄砂に悩まされたのでしょう。
実は拙句で類似句を詠んでいます。
この雨の前に土埃が舞ったことを思いだしました。
連句のようでもありご紹介させていただきます。
「涼し風 いざなう雨の 蒼き夜」<殿>
郁子さん:雨が来るなというときはわかりますね。風だったり臭いだったり胸がざわつく瞬間がよく出ている。
亜子さん:驟雨が土臭い風を連れて来たと擬人化しているところがすばらしい。
晴代さん:今年は各地で雷豪雨が暴れました(土石流)。土臭きですんでよかった。
泉さん: 雨とともに風にのって土の匂いがする様子。
これだけの猛暑だと夕方の一雨はありがたいですが、このところのゲリラ豪雨は恐ろしいですね。熱海の土石流被害から一か月。行方不明の方の捜索に当たっている方に頭が下がります。麗子