575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

手荒なる祝意稲妻そら駆ける  等

2021年08月27日 | Weblog

「稲妻」とは、空中電気の放電する際に発する火花で、

遠方で起きる場合は雷鳴はなく、晴れた夜などにただ電光だけ走る現象も見られます。

この光が稲を実らせると思われたところから「秋の季語」となっているのですが、先ごろの大雨と、稲妻の閃光と同時に轟く雷鳴は、恐怖以外のなにものでもありませんでしたね。

 

いただいたコメントをご紹介します。

殿さま:稲妻を慶賀の花火のように感じたのでしょうか。「手荒なる」語句の選択。上五から惹かれます。

亜子さん:結婚式か何かお祝い事。稲妻も祝福しているように思いました。ホテル宴会場のような大きな開放的な窓を思い出しました。

須美さん:,手荒なる祝意が面白い 

 

 

作者の等さんは今回、集まった稲妻の句を 1不安の象徴  2神の怒り  3その他

に大別できるとし、三句選ぶにあたりそれぞれのジャンルから

  ◇稲妻や親子手繋ぎ見入る窓 (須美)

  ◇天怒る赤き稲妻静まぬ世 (竹葉)

  ◇稲妻やふいに鳴り出す大時計 (遅足)

としました。私のように何とな~く好き・・で選ぶのとは大違いです。m(__)m

 

私も いただきました。「そら」のひらがな表記もしゃれています。掛け声のようで。

祝意と言いつつ、もしや怒っているのではと思わせる天のパワー

神さまの御心の前に我々は稲穂とともに頭を垂れることしかできません。郁子

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする