575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

8月「稲妻」句会 結果発表です!

2021年08月25日 | Weblog

兼題「稲妻」

  1. 槍ヶ岳穂先へ夜の稲光 (千香子)佐保子 能登 麗子
  2. 稲妻の惜しげなく見ゆ北の窓 (佐保子)能登 千香子
  3. 稲妻や親子手繋ぎ見入る窓 (須美)等
  4. 稲妻や母病床に父を待つ (亜子)竹葉 遅足 佐保子 晴代 須美
  5. 稲妻や病室の窓切り込んで (麗子)
  6. 稲光り 怒れる神の 黙示録 (紅)殿 泉
  7. 天怒る赤き稲妻静まぬ世 (竹葉)等 泉 紅
  8. 初レコード田園ジャケット稲妻 (結宇)
  9. 稲光り 紫雲裂き落つ 那須の郷<さと> (殿)紅
  10. 稲妻や光と音のシンフォニー (泉)
  11. 手荒なる祝意稲妻そら駆ける (等)殿 遅足 郁子 亜子 須美
  12.  稲光あの空の下君の住む (能登)竹葉 泉
  13. 稲妻や浮かぶ凸凹街の景 (晴代)麗子 郁子 千香子 亜子 須美
  14. 我が脳の海馬を走る稲光 (郁子)殿 遅足 佐保子 紅 亜子 晴代
  15. 稲妻やふいに鳴り出す大時計 (遅足)竹葉 等 能登 麗子 郁子 千香子 晴代

 

 

自由題

  1. 置き去りの骨の慟哭終戦日 (亜子)竹葉 遅足 麗子 郁子 千香子 晴代
  2. 八月や孫の聞きゐる腕の傷 (千香子)遅足 佐保子 郁子 亜子
  3. 冬瓜の 煮立つ湯気消え 友偲ぶ (紅)殿
  4. 蓮の実の弾けて次の世を生きる (麗子)佐保子 泉 能登 紅
  5. 早野分青い実踏めば銀杏かな (結宇)須美
  6. カレンダー吹き落としたり野分立つ (佐保子)等 泉 能登 千香子
  7. 濡れ縁に かの人居なく 風死せり (殿)竹葉 紅
  8. 墓参り静けさの中蝉と雨 (泉)竹葉
  9. オルガンの神の音も暑に歪みたる (等)殿 亜子 晴代
  10. 鐘の音の唸りの消えぬ鰯雲 (能登)等 佐保子 麗子
  11. 道筋を変えて曲がれば草いきれ (晴代)遅足 泉
  12. 落蝉の悔いはなきかな大冒険 (郁子)須美
  13. 部屋の隅ぽつと気配す盆の蜘蛛 (竹葉)等 郁子 千香子 須美
  14. 秋風鈴選びし子等は帰宅せし (須美)能登 亜子 晴代
  15. 彼の世への途を照らせり稲光  (遅足)殿 紅 麗子

 

いかがでしたか?

「稲妻」は難しかったという声もきかれました。激しい雷雨と土砂災害が頻発し、

恐怖のほうがたってしまったかもしれませんね。我が家は一時間の停電という経験をしました。

兼題トップ賞は 遅足さん

自由題トップ賞は 亜子さん という結果となりました。おめでとうございます。

 

 

 

コメント
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