自由題でトップ賞となった竹葉さんの秀句。香りに導かれ思わず道の角を曲がるとそこに金木犀がありました。カーナビの声でなく「香りのナビ」。その表現が新しくて面白いと思いました。乾いた10月の空気に乗って幸せな俳句が生まれました。
皆さんのコメントです。
千香子:ナビ を使ったのが今の時代らしく面白いと思いました。
能登さん:「香りナビ」が面白い。
須美さん:香りナビとはまさしくピッタリ。
泉さん:先日、テニスをやっていると、どこからとはなく金木犀の香りがしました。やはり、こ の季節の屋外の楽しみです。
亜子さん:カーナビの声ではなく、香りに導かれて角を曲がる。「香りナビ」という造語がユーモアたっぷり。
遅足さんも採られています。
やはりこの句のポイントは「香りナビ」という言葉に尽きると思いました。こういう斬新な一言で句が活き活きとしますね。思いつきそうでなかなか難しい表現です。11月に入りもう金木犀の香りは漂わなくなりましたが、来年またこの「香りナビ」に導かれそうです。文化の日。よい休日をお過ごし下さい。麗子