575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

翡翠探しの旅  麗子

2022年11月08日 | Weblog

先月末に富山・新潟方面に一泊で旅行をしました。今回の目的は翡翠海岸を訪ねること。新潟県糸魚川市の親不知海岸はテレビでも紹介された翡翠が打ち上げられるという海岸です。全国から翡翠マニアが訪れるとのこと。前から興味があった翡翠海岸。この番組を見て、ぜひ海岸で翡翠探しをしたいと長靴、スコップ持参で新潟入りしました。

当日は汗ばむほどの陽気で「いざヒスイ探し!」と海岸に行きましたが、砂浜ではなく小石の浜なので足場が悪く、波の勢いも思ったより強くて小一時間探しましたが、残念ながら翡翠には出会えませんでした。(強者は膝まで水に浸かり、長い柄の自家製の柄杓を持っておられました。)

でも打ち寄せる透明な海水と真っ青な水平線を眺められて命の洗濯ができた感じでした。

芭蕉も見たこの親不知海岸。「一つ家に遊女も寝たり萩と月」はこのすぐ近くの市振の宿で詠んだ句でした。「伊勢参りに行くという遊女に一緒に旅をしてほしいと頼まれたが断った」という話がおくのほそ道に出て来ますが、当時はどんなに険しく危険な旅だったことでしょう。

翡翠探しを諦め、その後訪れたフォッサマグナミュージアム。ここは翡翠好き、化石好きにはたまらない場所でした。命をかけて毎日ヒスイ探しに出かけた人の膨大な翡翠のコレクションを見ることが出来ます。

帰宅後、翡翠に関する本を読んでみました。翡翠と出会うには

①白い石を探す

➁角ばった石を探す

③キラキラしている石を探す

④重たい石を探す

⑤滑らかな表面の石を探す

⑥波打ち際を探す

⑦がんばって探す

とのことでした。いきなり海岸に行って短い時間ではやはり翡翠とは出会えないようです。近くに住んでいたら毎日出かけて行くのにな~。翡翠には出会えなかったけれど、きれいな白い石をたくさん拾ったので庭の植木鉢に飾っています。

    キラキラの翡翠探しの秋の海  麗子

 

コメント (1)
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