575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「湯豆腐」句会の投句が揃いました。

2022年11月22日 | Weblog

小春日和が続いていますが、そろそろ湯豆腐の季節がやって来ますね。投句が揃いました。明日の結果もお楽しみに。

題詠「湯豆腐」

  1.    湯豆腐や京のあの店あのお庭  
  2.    湯豆腐やかすむ手と顔大原で 
  3.     ひと揺らぎして湯豆腐の掬はるる 
  4.     湯豆腐や阿吽のなかのちりれんげ 
  5.     湯豆腐のもう食べ頃と身を揺らす 
  6.     くつくつと煮える湯豆腐寄る辺なき 
  7.     湯豆腐やあみだくじめく鍋の罅 
  8.     湯豆腐や推しの薬味のアラカルト 
  9.     湯豆腐や反芻いくど寝る(いぬる)まで 
  10.     せめてもと父の供する湯豆腐や 
  11.  ラニーニャや湯豆腐メニュー今日もまた

自由題

  1. 機窓より富士全容の文化の日 
  2. 文化の日読めても書けぬ字数増え 
  3. 北陸路トンネル毎に紅葉して
  4. 一枚と同じ物無し柿落ち葉 
  5. 一枚のモザイク落ち葉踏み踏まれ
  6. 秋日和城での勝負若き棋士 
  7. 韓鶴子とふ人知らず去年の秋 
  8. 大泣きの保育カートや落葉道  
  9. よれよれのパジャマに馴染む夜長かな 
  10. リフォームの床に増えたり木の葉髪 
  11. 山頭火のぼりに名染め秋の空 
コメント
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