庭の木蓮の葉が色づいて、はらりはらりと葉を落とすシーズンがやってきました。
裸木になって、すずめやめじろが止まり木として遊びにくるのもまた楽しみです。
この句へのコメントです。
結宇さん: めじろも生きてるから。 今か今かと手の空くときを待ってるという景色ですね。
能登さん: めじろと目が合ってしまったのでしょうか。ユーモアも感じます。柿以外はひらがなのも狙いでしょうか。それが生きています。
能登さんご指摘のとおり、「柿」以外全部ひらがな なのですね。
俳句は表記も大事と再認識する秀句です。
めじろの愛らしさと、食べごろのつやつやの柿がひらがなにすることで浮かびあがります。
めじろと一緒に読み手も「柿」に目がいってしまいますね。
◆ ちんまりと栗きんとんの供え物 晴代
こちらも ひらがながきいています。
能登さん: 小さいけれど、心のこもったお供え。それを句にする作者。すてきです。
等さん: 広い仏間?の仏壇の前に、小さな栗きんとんが供えられている様はユーモラスで面白いですね。
須美さん: ちんまりがよく効いている。
竹葉さんもとられました。
「ちんまり」 「きんとん」 このひらがな効果と同時に「ん」の響きもリズムを生みます。
口にしてみても楽しい 俳句は面白いですね。 郁子