575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

御岳のくつきり見ゆる今朝寒露  佐保子

2022年11月17日 | Weblog

名古屋からも御岳山がくっきり見える日があります。空気が澄んで来て気温も下がり、そういえば今朝は寒露だったと、作者は納得されたのでしょう。

寒露は二十四節気のひとつ。新暦の10月8日頃に当たります。

御岳は私たち東海地方の者には身近な山。標高3067メートル。修験者たちの修行の場でもある霊峰です。スキー場もあり登山を楽しむ方も多い山です。それだけに8年前の噴火の大惨事には心を痛めました。活火山だったことを思い知らされました。

亜子さん:御岳を詠んだ句は多いが、リズムがよく、ぴたっとはまった一句。御岳と「今朝寒露」がはまっている。

泉さん: 少し寒い季節になると空気が澄み、御岳がくっきりと見えるようすがわかる。

千香子さんも採られています。

この575の会でも霊峰御岳山を詠んだ句が多くあります。

   東には雪の御岳野蒜つみ  千香子

   秋思あり肩に雲おき御嶽山  晴代

   御嶽の煙立つ見ゆ小六月  佐保子

   御嶽山ひつぎの通る草もみじ 能登

すでに御岳山の頂上付近は氷点下の気温です。雪を抱いた御岳山が名古屋から見える日も近いですね。また御岳山の俳句が生まれそうです。麗子

 

コメント (3)
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