95歳になった父の誕生日を祝うべく大阪へ帰りました。父は今年に入って体調を崩し入院もしましたが、3月3日の誕生日には家で過ごすことが出来ました。
4か月ぶりに会えてお祝いができほっとした気持ちの帰り道。名神高速道路を走りながら正面に近江富士が見えました。「山笑う」という季語にはまだ少し早い感じでしたが私には安堵感からか少し微笑んで見えたのでこんな句が出来ました。
コメントをいただきました。
竹葉さん:「山笑う」の季語が入っているのですよね。春の芽吹きを感じさせ、「帰り道」が渋いと思いました。
郁子さん:山笑うとは春の季語。車か電車か車窓より見える近江富士が笑ったように見えたのは、春の到来を喜ぶと同時に今まで気にかけていた問題や仕事が一段落してホッとしているように思える。帰り道だというのが満ち足りた思いを強調。
千香子さん:行きは気がつかなかったけれど 楽しい帰り道 山も春めいて微笑んでくれているような、楽しい雰囲気にひかれました。
童子さんも採ってくださいました。ありがとうございました。
もう一句、春の山を詠んだ晴代さんの句は
鳶高く鈴鹿連山霞みけり
大きな景をうまく切り取られ春らしい山の様子が目に見えるようでした。鳶の声も聞こえて来ます。
亜子さん:鈴鹿連山の春の雄大な景色。私には詠めない句なので心魅かれた。鳶を配したところがよい。
泉さん:春霞がかかり景色がボッーとしているが、その中で鳶が悠々と飛んでいる。
遅足さん、童子さんも採られています。
年のせいか私も最近、海よりも山に心惹かれるようになりました。今はまさに山笑う季節。低山に登りたい気分です。 麗子