575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

そっと拭く形見の草履春の星  亜子

2023年04月27日 | Weblog

亜子さんの亡きご主人は作務衣をよく来ておられました。入院された時も草履を履いておられ今もお玄関にその草履がおいてあるそうです。その草履をそっと拭く亜子さん。いろんな思いが溢れて来ることでしょう。

コメントです。

能登さん:故人を想う気持ちを、春の星に託しているのでしょうか。

千香子さん:リズムがよい。

童子さん:◎の句。

須美さん: 亡き人を思う気持ちに溢れている。私も亡き人を思う句を使ったがレベルの違いすぎて恥ずかしい。

そんなことはありません!

      急逝の妹憶う春の星 須美

98歳の須美さんのお義母さまが20歳年下の妹さんを突然亡くされたそうです。お義母さまの気持ちで詠まれました。佐保子さんも春の星との取り合わせがよいとお茶会でおっしゃっていました。

人が亡くなると星になるとは誰が言ったのかわかりませんが、亡き人を思って淋しい時、瞬く星を見ると亡き人が答えてくれるように感じます。そしていつも残された人を見守って下さっているはずです。春の星は少しかすんでおりより一層優しい感じもしますね。  麗子

コメント (1)
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