575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冬構え庭木ハサミの音高く  郁子

2020年12月08日 | Weblog
「冬構え」。冬を迎える用意で北窓をふさいだり、風除けを設けたり、庭木にこもを巻いたりと寒さへの備えを指すようです。この句では年末を前に庭木の剪定の冬支度ですね。
職人さんのハサミの音でしょうか?それともお隣のご主人?
乾いた空気感と突き抜ける青空。ハサミの音もよく聞こえます。情景と共に音も聞こえるいい句ですね。ただ下五の「音高く」にもうひとひねり欲しいかな?と思いました。

竹葉さん:「空気の澄んだ晴れた冬空のもと木を切るパチンとなる音が響いてるスッキリする句でとてもいいと思いました。

ちなみに「剪定」は春の季語と以前晴代さんに教わりました。そこも踏まえて「冬構え」という季語を選定(笑)されたところもさすがですね。
皆さんのお宅の冬構えはいかがですか?麗子
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1 コメント

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Unknown (郁子)
2020-12-08 11:56:02
ご指摘、ありがとうございます。確かに下五どこかで聞いたフレーズかなと思いつつでした。ハサミの音はもちろん両隣からなのでお尻に火のつく思いです。ハサミの音が第九のリズムを刻むなんてのもありでしょうか 笑
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