575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夢殿の夢の扉を初日敲つ  中村草田男

2011年01月01日 | Weblog
救世観音が安置されている夢殿。
仏が夢に現れて、聖徳太子に、
経典の解釈をしてくれたという伝承があります。

仏教では、夢は、意識の深浅を覚位と眠位に挟まれた
夢位の状態をいうそうです。

そういえば、夢には思わぬ人が現れます。
こんな夢を、どうして見るのだろうか?
思い当たらないことの方が多いのです。

女優の岸田今日子さんは、見たい夢が見られると
話してしたように記憶しています。

もう一度見たい夢があっても、なかなか・・・
どうしたら岸田さんのようになれるんでしょうね?

             

先日の夢。
カンガルーが人の左手をとる(これだけでも夢らしいのに)
人の手が羽になってしまった!
余りに奇抜で目が覚めても覚えていて、
奥さんに話したら「あなたの句みたい」と・・・

昼は、自由に描く夢がある一方、夜の夢は自由にならない。

    初夢に夢の扉をあけて待つ   遅足

今年もよろしくお願いします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金星と烏と月と初日かな  ... | トップ | 箱根駅伝季語新年に登録す ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事