傾聴術―ひとりで磨ける“聴く”技術 | |
古宮 昇 | |
誠信書房 |
【一口紹介】
◆内容◆
相手の言いたいことを本当にわかっていますか?
本音を引き出すプロカウンセラーの技。
◆著者略歴◆
米国メリーランド州立フロストバーグ大学カウンセリング心理学修士課程修了。州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部博士課程修了。ノースダコタ州立ノースセントラル・ヒューマン・サービス・センター常勤心理士、南ミシシッピー心理コンソーシアム・インターン心理士、州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部非常勤講師などを経て、大阪経済大学人間科学部准教授、心理学博士(Ph D.in Psychology)、臨床心理士。
【読んだ理由】
キャリアカウンセラーの勉強のため。
【印象に残った一行】
傾聴に大切なこと
自分のことのように想像しながら聴くこと
話し手をそのまま尊重し受け入れること
聞き手が自分自身に素直で、開かれていること
聞き手の理解的で受容的な態度が話手に伝わること
傾聴とは、とにかく話し手を理解し、その理解を返すことです
話し手の気持ち御出来るだけありありと想像しながら聴くこと
相づちは多めに、大きめにしましょう
話し手の持つ解決力、成長力をみる態度を根本にもちながら傾聴する
出会う人すべてが聖人だと思って接すると幸せになれます
【コメント】
巻末の特別手記にある死刑囚歌人・島秋人の歌も心を打つ。
「愛に飢えし死刑囚 われの賜りし菓子 地におきて蟻を待ちたり」
「わが死にてつぐない得るや被害者の みたまにわびぬ確定の日に」
「ほめられしひとつのことのうれしかり いのち愛しむゆるのおもひに」