◆内容紹介◆
定年後の暮らしを考える「定年塾」主宰の筆者が、実話をもとに綴った超リアルなショートショート97篇。
定年後の趣味に健康、息子・娘・孫に嫁姑問題、ご近所トラブル、友達づきあい、介護に終活―。
問題はいつも山積みだから…。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
これってうちのこと?が必ずあります。
笑って泣ける、夫婦の実話を基にしたリアルなショートショート97編。
◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
西田/小夜子
作家、「定年塾」主宰。1941年東京都生まれ。武蔵野美術大学短大部美術科卒業。
作家、「定年塾」主宰。1941年東京都生まれ。武蔵野美術大学短大部美術科卒業。
【読んだ理由】
定年関係本。
【最も印象に残った一行】
父の告白
(前半略)
「父さんは赴任直後に、部下で三十六歳の女の人を好きになったのよ。十年も関係が続いたの。その内女の夫が病気で亡くなり、自分も定年で、不倫が終わったのね。許してくれって私に誤るの」
「なんで今更そんな告白するの。八十にもなってどうかしている」
「私も黙っててほしかった。父さんのアルバムからその女の写真を見つけて、気が変になりそう」
老いて弱気になった父は死を間近に感じて、妻に告白したのだろう。父は気が済んでも母は重荷を背負うのだ。五十歳の真紀さんは男の身勝手に腹が立ち、母を守らねばと決心した。
【コメント】
現実のショートストリーが面白く読めて、我が身に役立ちます。
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