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日本男道記

ある日本男子の生き様

忍野八海, シューベルト ます 第1楽章

2008年08月14日 | 世界の愛唱歌
忍野八海, シューベルト ます 第1楽章


ピアノ五重奏曲 イ長調は、フランツ・シューベルトが1819年に作曲した作品。ドイチュによるシューベルトの作品のドイチュ目録ではD667にあたる。

この曲はシューベルトが22歳、まだ若々しく希望と幸福にあふれていた時期の名作として知られる。なおこれ以降には、シューベルトはピアノ五重奏曲を作曲していない。

第4楽章が歌曲『鱒』D550 の旋律による変奏曲であるために、『鱒』(ます、独:Die Forelle)という副題が付いた。先に作った歌曲が変奏曲であることとは別に、この作品(D667)の変奏曲もまた、水の中に現れては消える鱒のモチーフを与えている。シューベルトはこれをピアノ伴奏の中で使用した。

通常のピアノ五重奏の編成(ピアノ1台と弦楽四重奏)とは異なり、シューベルトの作品では、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロおよびコントラバスという編成がとられている。同じ編成によるピアノ五重奏曲はフンメルも作曲しており、『鱒』は実際にはフンメルの作品を演奏する楽団のために書かれた。

作曲を依頼したのは裕福な鉱山技師で、木管楽器とチェロの愛好家であったジルヴェルター・パウムガルトナーである。シューベルトが依頼を受けたのは1819年7月、29歳年上の友人ヨハン・ミハエル・フォーグル(1768 - 1840)とともに北オーストリアのシュタイアー地方を旅行で訪れた際のことであった。フォーグルは、後に歌曲集『冬の旅』を初演した名歌手として知られる。なお歌曲『鱒』の旋律に基づく変奏曲を加えることは、このパウムガルトナーからの依頼であったという。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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