わが家の庭では、1週間ほど前までスズランが咲いていた。
白い花が小さく可愛らしくて、いいなあと思っていた。
スズランがその花の時期の終わりを迎えたら、その横に咲き始めたのは紫色の花。
ランはランでも、こちらはシラン。
「わしゃ、知らん。」のシランではなく、名前がシラン。
紫色の蘭だから、紫蘭と書いて、シラン。
シランには、疑問が2つある。
1つは、わが家の隣家の生け垣から見える、このシラン。
明らかにシランなのだが、白花なのである。
紫色でないのに、それでもシランというのだろうか?
…わしゃ、シラン…。(…オヤジだ…。)
2つめ。谷村新司の歌に、「陽はまた昇る」という歌がある。
サビで、「陽はまた昇る どんな人の心にも」と歌うところが、特によい。
紅白でも歌われた歌で、好きな歌だった。
疑問は、2番の歌の始まりに出てくる紫蘭である。
鉢植えの紫蘭の花 朝の雨に打たれ
息絶え絶えに ただひたすらに 遠い窓の外
この部分はわかるが、2番の終わりは、
春まだ遠く 哀しむ人よ 貴方を愛す
ん?春まだ遠く?
一番では、「冬晴れの空 流れる煙 風は北風」と歌っている。
だから、この歌は、冬真っ盛りのころの歌だと思う。
でも、歌の中では「鉢植えの紫蘭の花 朝の雨に打たれ」である。
紫蘭の花が真冬に咲いているというのは、疑問なのだ。
ということで、よく知らん、シランにまつわる疑問の話でありました。