ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

強きにくじけ、弱きを助けている…そんな暇などないのだ!

2018-05-26 20:35:27 | アルビレックス新潟
本当の強者は、「強きをくじき、弱きを助ける」という。
だけど、今の新潟は、「強きにくじけ、弱きを助ける」ようなものだ。

J2リーグ第16節、アウエーFC岐阜戦。
岐阜は、前節は同じJ1から降格した大宮に2-0で完勝している。
今節、今度は新潟に勝って連勝し、勢いに乗りたいところだろう。
しかし、新潟だって、ようやく戦う形が整ってきたといえるところ。
むざむざと負ける訳はないだろうと思っていた。
もうリーグ戦も中盤戦、6勝3分け6敗の五分の成績だから、ここで負けたらまた負けが先行してしまう。
上位進出なんて考えられなくなってしまう。
アウエーでは、勝率がいい。
しっかり勝ってほしいと思っていた。

試合が始まると、序盤は予想通り岐阜が積極的に攻め込んできた。
しかし、それをいなしながら決定的な場面は作らせない新潟。
なんとか攻めに転じる場面がくるだろうと期待がしていた。
その期待通り、前半10分、初めてのチャンスのような場面で、こぼれ球に反応した渡邉新太がゴールを決めた。

その後は、もっぱら新潟がボールを支配するようになった。
しかし、追加点を奪えないでいる。
こんなときは、あっさりやられることが多いのだよなあ、と不安視していた。
その予感が当たる。
ゴール前で岐阜の選手がヘディングシュートをすると、そのボールが新潟のDF原の頭に当たってコースが変わり、同点ゴールとなってしまった。
不幸な失点だった。

それでも後半に勝ち越しゴールをあげられるだろう、タレントもそろっているのだから。
よっぽど有効なカウンターをくらったりしないかぎり、大丈夫だろうとたかをくくっていた。

ところが、後半17分、その有効なカウンターを簡単に食らい、岐阜に逆転ゴールを許してしまった。なんということだろう。
でも、まだまだ時間はあるから、このままということはないはずだ、と信じていた。

しかし、選手交代も空しく、得点が入らないままずるずると時間だけが過ぎていった。
後半入った選手たち―河田、ターレス、田中達也―は、確かにそれなりに光る動きを見せたけれども、得点には直結しなかった。

ついにアディショナルタイムも4分が過ぎ、ついに試合終了。
1-2で岐阜にも敗れた。

J2で昨年下位に沈んだチーム(昨季J3だったチームも含めて)に、いったいどれだけ負ければいいのだろう。
愛媛、熊本、栃木、岐阜。共に落ちて調子の上がらない大宮。
そして、対戦した時首位だった、岡山と大分。
新潟は、強きをくじけず、弱きを助けている。
強きにくじけ、弱きを助ける、といった状態ではとてもとても…。

これで6勝7敗3引き分けで、暫定11位に後退。
昨季J2で優勝した湘南ベルマーレは、24勝7敗11引き分けであった。
すでに負け数では並んでしまった。
残り26試合を18勝8引き分けで行ける???
…ここまで勝てないなら、それは不可能と言える。
そして昨季2位だったV・ファーレン長崎だって、24勝10敗8引き分け。
やはり18勝3敗5引き分けという高い勝率が必要だ。

現実的なところでは、2位までの自動昇格圏に入るより、なんとか6位までのプレーオフ進出チームになることが求められている。
低迷を続けていた甲府も、今日は首位大分に開始5分で3点を取り、結局6-2で快勝した。
調子を上げている。
強きにくじけ、弱きを助けているひまなどないのだ。
強きも弱きもくじくしかないのだ。

次の試合は、6月。
世間はW杯の勝敗にわくだろうが、正念場の新潟のサポーターたちにとっては、それよりもアルビレックス新潟の勝利にしか興味はないのだ。
がんばれ、アルビレックス新潟!

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