去年の今頃、娘と買い物に行く途中、興味をもたせる花を見かけた。
細い葉だが、何より面白いのは、その花。
トケイソウに少し似たような咲き方をした花が咲く。
生命力も強いようで、生えていた場所は、アスファルトの切れ間。
娘と歩くたびに、しげしげと見ていく癖がついた。
観察(?)を続けていたら、何度か咲き終わった後は、袋のような実ができていた。
さらに時間がたったら、その実の部分が下に落ちて、人か車に踏まれていたものがあった。
天下の公道に落とされて踏まれていたものだから、拾ってもいいだろう、と思い、拾ってきた。
中には、乾いた種が入っていた。
秋には、その種をわが家のプランターにまいたら、芽が出てきた。
雪の季節を乗り越え、育っていった。
今週は、つぼみがふくらんできていた。
そして、昨日、ついに花を開かせたものが出てきた。
咲いた姿を見ると、やっぱり面白い花だよなあ、と思う。
…それにしても、園芸品種なのだろうけど、何という名前の花なのだろう???
そう思っていたら、「花づくり大百科」という本に載っているのを妻が見つけ、見せてくれた。
その名は、「クロタネソウ」。
「ニゲラ」と呼ぶことが多いようだ。
あー、名前が分かって、スッキリした!