最終戦。
チームやスタッフから、いろいろとたくさんの「感謝」のしるしをもらった気がする。
県道290号曽野木一日市線のガード下をくぐると、スタジアム前の広場になる。
ガード下の壁には、掲示物を貼れるようになっている。
最終戦当日は、通路にこんな立て札が立っていた。
そして、両側の壁に、1か所に1枚ずつ選手たちのメッセージが貼ってあった。
その1枚1枚に選手の個性を感じ、楽しかった。
スタジアムに行くときには、あいにく強い雨風で体が濡れてしまったので、じっくり見ようとはしないで、何枚か撮っただけになってしまった。
「これからも共に!」と書いてくれた選手も多かった。
吉田陣平、長谷川巧、松田詠太郎。
えっ!?松田詠太郎!?
彼は、横浜F・マリノスから期限付き移籍だったはず。
「これからも共に」って、来シーズンもアルビにいてくれるってことか?
三戸ちゃんは、「熱い熱い」と言葉を重ねることで伝えようとしたんだね。
小見ちゃんは、最後に「謝謝!」だって。
さすが中国杭州アジア大会日本代表として、銀メダルを獲得しただけあるなあ。
母国が、オーストラリアとニュージーランドの2人は、英語だ。
契約満了となった3選手のメッセージも気になった。
グスタボ・ネスカウは、「これまでのサポートありがとう」という意味のことを書いたようだ。
(今は、ネットで簡単に調べることができる。便利な世の中だ。)
瀬口は、「アイシテルニイガタ 日本一のサポーター これからも応援よろしくお願いします」と、自分がいなくなっても、新潟への継続的な応援を呼び掛けている。
田口は、「アルビファミリー全員が生み出す一体感 大好きです♡」という、独特な表現。
さすがによくわかっている。
試合前には、スタジアム内の電光掲示板に、「#ニイガタサイコウ 応援メッセージ」として、サポーターから寄せられた応援メッセージがいくつか紹介された。
これはその一つだけど、このメッセージどおりの試合結果になってよかった。
試合後には、その電光掲示板にこんな画面が映されていた。
「MANY THANKS!」の感謝の言葉に加え、「SEE YOU NEXT SEASON」が、「来季までさようなら」の意味があるから寂しさもある。
でも「SEE YOU」の直訳には、「また会おう」の意味もあるから、2か月半後にまた会いましょう。
そして、最終戦セレモニーの前に、スタジアムの外で見られたものに、次のようなメッセージがあった。
セレモニーを見ずに帰る観客もいたが、その人たちに対しても広げてくれていた。
「応援ありがとうございました!来年も最高のサポートを!」
そういうチーム、サポーターでありたいという願いがあふれている。
そして、最終戦セレモニーが終わった後も、暗くなってきたうえ雨の降る中、多くのスタッフが、
「ご来場ありがとうございました」
「来シーズンもよろしくお願いします」
と、何人ものスタッフが、帰って行く人たちに声をかけていた。
みな無言で反応せずに帰って行く。
私は、声かけが大変だなあと感じ、思わず、
「雨の中、ご苦労様です。こちらこそ、今シーズンお世話になりました。」
と、声が出た。
笑顔で、「ありがとうございます」と応える方の笑顔がすてきだった。
ガード下の選手からのメッセージの前には、まだ何人もの人が立ち止まって見ている姿があった。
こんなふうに、選手やチームスタッフが、いろいろな形でアルビレックス新潟を応援してくれたことに対する感謝を表してくれていた。
サポーターを大切にしよう、という気持ちが、とても感じられた。
そのことに、こちらこそ感謝したいと思った最終戦であった。
だから、私も言いたい。
今季アルビレックス新潟にかかわったすべての皆さん、お疲れさまでした!
お世話になりました。本当にありがとうございました!
…と。