阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

新・根津美術館は3700年の空間を包含する

2009年10月08日 | 東京あちこち
東京・青山にある根津美術館が、3年半のリニューアル期間を置いて、10月7日に新・根津美術館として開館しました。雨と風が台風の兆しを示している中、途切れない入場者の一人になりました。
建築家・隈研吾の設計による美術館は、機能的でありながら、ゆったりと心地よい空間を作っていました。疲れることなく集中できるレイアウトと展示方法は,明らかに他の美術館とは違います。

手ぶれがありますが、世界屈指の青銅器コレクションの一部です。
これを作った職人群が今から3700年ほど前の完成時に、我が作品をほれぼれと
見ほれた姿が目の前に浮かんでくるような気がしました。

今でこそ南青山は都会の真ん中ですが、明治・大正の頃は斉藤茂吉の青山脳病院が開院していたような東京市の郊外だったようです。美術館がある場所は山梨県出身の実業家、根津嘉一郎の屋敷跡です。傘を借りて庭園を歩きましたが、相当なスケールの日本庭園なのに驚きました。


 
エントランス
コメント (2)
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