本えびすを迎えた西宮神社(西宮市社家町)で1月10日早朝、境内を駆け抜ける「開門神事福男選び」があった。
約5千人が本殿を目指し、摂南大1年の志和智徳さん(19)が初挑戦で一番福を手にした。
神戸新聞
本えびすを迎えた西宮神社(西宮市社家町)で10日早朝、本殿1番乗りを目指して境内を駆け抜ける「開門神事福男選び」があった。
約5千人が参加し、摂南大1年の志和智徳さん(19)=西宮市=が初挑戦で一番福を手にした。
午前6時、太鼓の合図で表大門が開くと、参加者が一斉に飛び出し、約230メートルの石畳を全力疾走。一番福が決まると「福男」との大歓声が上がった。
志和さんは陸上部に所属し、短距離が専門。「無心だった。大会でもいい成績を残せたら」と話した。
二番福は関西大2年の小池裕也さん(20)=大阪府八尾市、三番福は阪南大1年の石田晃希さん(19)=大阪府高石市=だった。
江戸時代ごろからの伝統行事。近年は参加者が増加しているため、先着1500人の中から抽選で108人の先頭集団を決めている。