三位一体節後第21日曜日にきくのは、フリッツ・ヴェルナーたちによる「神なしたもう御業こそいと善けれ」(ERATO 2564 61402-2)です。「神なしたもう御業こそいと善けれ」には、BWV98、BWV99、BWV100と同名カンタータが3曲あり、これからきくのは1726年11月10日に初演されたBWV98です。ヴェルナーの録音は60年まえの1963年。管弦楽と合唱はいつものように、プフォルツハイム室内管弦楽団とハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団で、オーボエには往年の名手、ピエール・ピエルロとジャック・シャンボンが名を連ねています。独唱者はアグネス・ギーベル、クラウディア・ヘルマン、ヘルムート・クレープス、エーリッヒ・ヴェンクです。