三位一体節後第21日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」(Hänssler CLASSIC CD 92.013)です。このBWV38は1724年10月29日に初演された、全6曲からなるカンタータ。第1曲と第6曲はマルティン・ルターの同名コラール(詩編130にもとづく)の第1節と第5節からとられており、いわゆるコラール・カンタータということになります。リリングの録音は1980年。合唱と管弦楽はいつものように、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライとシュトゥットガルト・バッハ・コレギウム。独唱者は、アーリーン・オジェー、ヘレン・ワッツ、ルッツ・ミヒャエル・ハーダー、フィリップ・フッテンロッハーです。