待降節第4日曜日にきくのは、アンドレア・コーエンとキアラ・コロナによる「全能の神に讃美あれ」(BWV602)です。待降節の日曜日にきいてきた、コーエンとコロナの連弾は、「J.S. Bach: Orgel-Büchlein BWV 599-644」(BRILLIANT CLASSICS 96664)に収録されたもの。よって、「全能の神に讃美あれ」も「オルガン小曲集」所収のオルガン・コーラルで、4手編曲はベルンハルト・フィリードリヒ・リヒター(1850年から1931年)がおこなったものです(出版は1902年)。二人が弾いているのは、編曲者の時代にピリオドな、エルンスト・カプスの1915年製のアップライトピアノ。録音は2023年です。