復活節後第3日曜日にきくのは、トーマス・グロッパー指揮、アルツィス・ヴォーカリステン・ミュンヘン(AVM)、バロック・オーケストラ・ラルパ・フェスタンテ(BOLAF)による「泣き、嘆き、憂い、怯え」(BWV12)です。この全7曲からなるカンタータは1714年4月22日に初演。シンフォニアに続く合唱曲は、ロ短調ミサ曲の「クルチフィクスス」に転用されたことでも有名です。合唱をうけもつAVMは2005年に結成された合唱団で、昨今のカンタータ録音にくらべると、比較的大きめな編成で歌っています(参加人数は解説書にもなく不明)。BOLAFは1983年に結成されたオーケストラ。録音は2012年におこなわれています。
CD : OC 425(OEHMS CLASSICS)