先週からレギュラー(本流)できいている、ナイジェル・ノースのバッハ。ノースはバッハだけでなく、さまざまな音楽家の独奏やアンサンブル録音がありますが、やはりきくべきはジョン・ダウランドやヘンリー・パーセルといったイギリスの音楽家たちの録音でしょう。今宵、本流をはなれて楽しむのは、ダウランドのリュート曲。ノースは4巻からなる「リュート曲全集」を録音しており、ここでは楽しむのはその第2巻「Dowland's Tear」(NAXOS 8.557862)です。このアルバムには有名なラクリナ・パヴァンなど17曲を収録。そのうちいくつかを気のむくままに楽しみます。使用楽器はレイ・ナースによる10コースのリュート(1980年)。録音は2005年です。