棕櫚の日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「天の王よ、汝を迎えまつらん」(Hanssler CLASSIC CD 92.055)です。「天の王よ」は1714年3月25日に初演されたカンタータで、伝承された棕櫚の日曜日用のカンタータはこのカンタータのみです。「天の王よ」の録音は1990年代から増えていますが、それ以前は少数で、リリングたちの録音もそうした時期、1975年の録音です。管弦楽と合唱はいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライ。独唱者はドリス・ゾッフェル(アルト)、アルド・バルディン(テノール)、フィリップ・フッテンロッハー(バス)です。