毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




宗教改革記念日(10月31日)にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「いざやもろびと、神に感謝せよ」(BWV192)です。このカンタータはいわゆるコラ-ル・カンタータ(全3曲ともに歌詞はコラール詩)ですが、用途については宗教改革記念日や結婚式、初演は1730年ごろとみられていました。しかし、バッハ研究者クリスティーネ・ブランケンによって、ザクセン・ヴァイゼンフェルス公クリスティアンの副居城、ザンガーハウゼン城教会で1730年6月4日(三位一体の祝日)に初演された可能性が指摘されています。したがって、ほんらいならこのカンタータは三位一体の祝日にきくべきなのでしょうが、ここではかつての説を採用し、宗教改革記念日用としてきくことにします(じっさい、それでも問題はなさそうですし)。ガーディナーたちの録音は2000年。独唱者はジョアン・ランとピーター・ハーヴェイで、管弦楽と合唱はいつものように、イングリッシュ・バロック・ソロイスツとモンテヴェルディ合唱団です。

CD : SDG 110(SDG)

SDG 110

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